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エピソード2

更新日:2023年3月24日


こんにちは。


エピソード1に続き、ご家族が教えてくださったエンバーミングの魅力について、

ふれていこうと思います。


私たちエンバーマーが主に、ご家族にお会いするのはメイク直しの時ですが、

その場所は、葬儀会館、ご自宅、お寺と様々です。


ご自宅へうかがうと、色んなお話を伺えることが多いですね。

ご家族が1番リラックスできる場所だからでしょうか。


ある日のメイク直しでの出来事。

故人の奥さま、その妹さまがご自宅にいらっしゃいました。


メイク直しをさせていただいた後、妹さまが

「エンバーミングに、すごい興味があるから話を聞かせてほしい」と、

お茶を出してくださったことがあります。


別室に通されて、少し緊張したのを覚えています。


「専門の方しかできないの? 」

「どうやってなるの? 」

「勉強、大変だったでしょう? 」

「志したきっかけは? 」

なんてことを質問された記憶があります。


しばらくお話をしていて、妹さまが


亡くなる前、お義兄さんが1週間ほど入院をしていて、

姉がずっと病院に寝泊まりし、看病をしていたから、おうちも姉も落ち着かなったけれど

こうやって お義兄さんと家にいることで、おうちも姉も落ち着いた。

朝、パンを焼いて「パン焼きすぎちゃった」とかって、話しかけてる。

いつも通りの生活に戻った。

姉本人は気付いてないかもしれないけど、そばで見ててそう感じた。


なんて話をしてくださいました。


病院に泊まっての看病。

私には経験はありませんが、気持ちも身体も休まらない日だったかと思います。

旦那様は亡くなってしまったけれど、安心できるおうちで旦那様と過ごす時間は、

気持ちの緊張がほぐれ、身体も休められた時間となったのかもしれませんね。


エンバーミングのひとつの特徴に、

「故人のお身体の状態を気にせず、長期間のご安置でも安心して過ごせる」

というものがあります。


このご家族のように、ご家族がこのような時間を過ごしてくださっていることを

私自身知ることが出来て、ご家族と会うとこういう嬉しい話を聞くことが出来るんだなー

と思いました。


そして、何よりもエンバーミングの魅力を、ご家族から改めて教えていただき、

感謝した次第でございます。


ちなみに「エピソード1」は、こちら


【御礼】

2018.8/22~24、東京ビッグサイトで開催されました「第4回エンディング産業展」ですが、

たくさんの方のご協力のもと、無事に終了することができました。


セミナーを受講いただきました皆さま、ブースへと足を運んでくださいました皆さま、

本当に ありがとうございました。



それでは、またお会いしましょう。

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