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​葬儀まで時間が欲しい方へ

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葬儀後に、このような後悔を感じていらっしゃる方がいます。

● 長い闘病でやっと自宅に戻れたのだから、本当はもっと自宅で過ごしたかった。
● 海外から急いで駆け付けたのだが、火葬に間に合わず、最後の対面が叶わなかった。
● 最期の頃は表情も辛そうで痛々しかった。今でもその姿が思い出されて苦しい。
● 感染上の問題から最後に身体を抱きしめることができず、悲しかった。

私たちジーエスアイは、創業以来エンバーミング事業の他、グリーフサポートの教育・研修、ご遺族への支援などを提供してまいりました。
お見送りをするにあたり、火葬までの時間を大切に過ごしていただきたいとお伝えしています。
亡くなってから葬儀・火葬までの時間というのは、大切な方と一緒に過ごせる最後の時間です。

この期間は、大切な方の人生を讃え、感謝や気持ちを伝える時間であることはもちろんですが、遺された人たちにとっても、葬儀後の日々を生きていくために気持ちの整理をするための重要な時間になることを知っていただきたいと思います。

大切な人と共にお別れするということ
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あなたの大切な人は、このお身体とともに人生を歩まれてきました。

笑顔も、ぬくもりも、声も、このお身体があればこそ表現されてきたものでした。

しかし、役割を終えたお身体は、火葬され、骨となっていきます。お身体は確実に姿を変えていきます。
当たり前のことですが、火葬後は、生前の姿に会うことはできなくなり、触れることもかなわなくなります。

大切な人とお別れをするとき、エンバーミングよって、死別を受け入れるために必要な時間と場をご用意することが可能になります。

お別れまでに十分な時間が取れていない現状
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一般的にご逝去から火葬までの平均的な日数は、だいたい2~3日かと思われます。
ご家族は、わずか数日の間に、悲しみにくれる間もなく手続きや葬儀の準備など、たくさんのことをしなくてはいけません。
慌ただしさに追われ「滞りなく葬儀を行う」ことが最重要事項となってしまい、本来最も大切にするべき「死に向き合うこと」が十分にできなくなってしまいます。
さらに、この時期は、ご遺族にとって疲労や心労がピークに達しています。 心身の余裕がない状態で対応しなくてはならず、その負担は相当なものです。

このように考えると、本来わずか2・3日で、心の整理をつけながら、納得してお別れをすることは極めて難しいのですが、それでも葬送を急がなくていけないのは、ご遺体の変化をできるだけ最小限に留めるためです。

ゆっくりとお別れをしたい気持ちはありながらも、ご遺体が変化してしまうという現実を避けるために、
葬儀や火葬を急ぐ選択をせざるを得ないのです。

​悔いのないお別れをするために……
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もし、時間を気にすることなく、葬儀までに10日ほど時間があったら、亡くなられた大切な人と一緒にどんな過ごし方をしたいですか?
大切な人を囲みながら、家族みんなで懐かしい写真を見ながらゆっくり振り返ったり、お好きだった食事を一緒に楽しんだり……。特別なことをせず、いつもの日常をともに過ごしたいという方もいらっしゃると思います。
葬儀や火葬までの期間も、大切な人と一緒に家族の思い出を増やしたり、生前にできなかったことを叶えることができる、かけがえのない時間だとお考えいただくと、ゆとりをもってお別れをすることの価値に気づいていただけるのではないかと思います。

最後に「家族の時間」をつくることは、心残りの少ないお別れにつながります。

橋爪謙一郎 スーツ.jpg

私は1994年に渡米し、エンバーミングを始めとするアメリカの葬祭に関する専門教育を受け、実際にエンバーマーとしてアメリカの葬儀社で経験を積みました。
アメリカではポピュラーになっているエンバーミングですが、日本ではまだ普及しているとは言い難く、ご存じない方もまだ多くいらっしゃると思います。
エンバーミングを施し、大切な方とゆっくり過ごす時間を取ることができたことで、ご遺族のお顔に安堵が戻る
様子を数多く見てきました。ご依頼を受けるときには、ご遺族から故人に対する思いを一緒にお預かりし、それを最大限に尊重していくことをモットーにしています。

「ご遺族が感じている亡くなった方のその人らしさとはどんなものなのか」
「大切な人とゆっくり向き合いながらお別れをしていただきたい」

ジーエスアイでは、ご遺族の思いを一番に考えて、エンバーミングを提供しています。
最高の技術提供にこだわるのはもちろんのこと、ご遺族に向けたグリーフサポートのひとつとして取り組んでいます。

ジーエスアイのエンバーマーは、技術向上のための継続教育によってクオリティの維持に努めています。

大切な存在を亡くすという経験は、ご家族にとってつらく、誰に頼ればよいか想像もつかないものだと思います。
私たちは、そんな時に安心して頼れる存在であるために、処置技術だけではなく大切な人を亡くした時の心の状態についての知識も深く学び、最適なサポートができるよう取り組んでまいりました。
安心してエンバーミングをご依頼いただけるよう、可能な限りご家族のお話をお聴きしていますので、どんなことでもご遠慮なくご相談ください。

代表から
エンバーマー
技術とホスピタリティを兼ね備えた、
ジーエスアイのエンバーマー
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牛渡一帆(うしわたかずほ)
 

・IFSA認定エンバーマー(EMB0122)
・IFSA認定スーパーバイザー
・IFSA認定業務管理者
・1級葬祭ディレクター
​・ジーエスアイ認定
​ グリーフサポートバディ
(GSB034)

●エンバーマーになったきっかけ

故人様との最期のお別れに際して、例えばご遺体が腐敗してゆくことや、怪我や病気などで損壊してしまった身体、生前と大きく変わってしまって見るに忍びない様相など「仕方がない」「どうしようもない」ということに対して、「大丈夫ですよ」と言いたくて。


 

●仕事をしていくうえで大切にしていること

ご遺族に安心して故人様を任せてもらえるように、故人様にリラックスして施術をうけてもらえるように、昨日より今日、今日より明日の技術が良くなっていくように心がけています。


 

●エンバーマーとして喜びを感じたエピソード

まだ小さな子供を施術したケースで、後日、ご両親から手紙とその子の写真をいただきました。 
エンバーマーとして心が折れそうな時や迷いがあるとき、その子の写真に語りかけることで一番の相談相手になってくれています。


​▶インタビュー記事はこちら

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和田典子(わだのりこ)
 
・IFSA認定エンバーマー(EMB 0265)
・慶應義塾大学大学院 法務研究科 修了​
 法務博士


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