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大切な人を亡くしたとき

更新日:2023年3月24日



こんにちは。


大切な人を亡くしたとき、今どこにいるんだろう?とか、

なんだか近くにいる気がする…とか、その人の声をまた聴きたいとか、

メールをしたら返事がくるかな…と思ったことはありませんか?


不思議なもので、遠くにいると感じたり近くにいると感じたり、

自分の意思とは関係なく、色んな気持ちがいったりきたりしますよね。


私は友人を亡くした経験があり、お葬式で見送ったにもかかわらず

しばらく経ってから、その友人にメールを送ったことがありました。

もちろんメールは届かず、そのアドレスは存在しないものとなってしまっていました。


また別の亡くなった友人の話になるのですが、Facebookのアカウントがまだ残っており、

メッセージを送ると返事はないものの「既読」されたことは私にも分かります。

ご家族がメッセージを受け取ってくれているんだと思いますが、

その友人にメッセージが届いているような感覚で、少し嬉しくなります。

病気と闘っていた友人とのやりとりも見返すことができ、

時々ですが友人との日々を思い出してみたりもします。


Facebookでは自分が亡くなった後、

自分のアカウントの管理を任せる人を設定できるようになっているようです。


Twitterでは、長期間ログインがないアカウント、

つまり「休眠アカウント」を削除するという方針を発表したそうです。

Twitterのアカウントを削除されたくないと思うご家族は、

その方のアカウントで定期的にログインしましょう…といったことが流れていました。


自分の大切な人が生きた証がなくなってしまうのは、なんだか寂しい話だなと、

私の亡くなった友人たちを思い浮かべてみたり。


こういったものの取り扱いというのは難しいのかもしれませんし、

残す、残さないということも意見が分かれることなのかもしれません。

でも、消えてしまったら元に戻すことは出来ません。


その人の生きた証を確かめたい、そこにいる気がする、近くにいることを感じたい…。

気持ちは揺れ動くもので、それは自分が思っているより長く続くかもしれず、

ふとした瞬間に湧き上がってくるものかもしれません。

大切な人を亡くしたとき、自分ではどうすることも出来ない気持ちを抱えて過ごしています。


どうすればいいのか分からない…というときは「保留」。

ひとまず置いておく…という選択は、心の拠り所を残したまま過ごすということに繋がるかもしれませんね。


皆さまは、どのように考えますか?



今年、最後のブログとなりました。

今年は牛渡がエンディング産業展やエンバーミングセミナー等で、

セミナー講師として活躍した年でもありました。

お越しいただきました皆さま、ありがとうございました。

来年も皆さまと一緒に亡くなった方のお身体について学びを深めることが出来ればと思います。


それではまた、お会いしましょう。

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