「汗かきべそかきエンバーマー」
- 牛渡一帆
- 2019年8月14日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年12月19日

こんにちは。エンバーマーの牛渡です。
8月です。暑いです。
エンバーミングを行うときは感染防御として、足には長靴、手には二重のゴム手袋、顔にはマスク、身体には不織布のガウンやビニールエプロンを着用するのですが、もう滝汗です。
室内作業なのでエアコンはあり、冷房はもちろんかけるのですが、薬品を使用する際には、排気設備を稼働させておかなくてはなりません。
これがまた、せっかくエアコンさんが頑張ってはき出してくれている冷気もガンガン排気していってしまうので、施術中は室内温度があんまり下がりません。
ダイエットには最適ですね。
暑さでまいってしまうのは、生きている人間だけではありません。この時期になると、状態の悪くなってしまった故人様のご依頼も比較的多くなります。
腐敗が進んでしまっているケースもそうですが、事故などでの損傷・損壊、病気などでも著しく様相が変わってしまった故人様を、その人らしい姿に近づけることはエンバーミングでも限界があります。
そういったケースを繰り返していると、いつしか、「元の状態よりはマシになった」、「防腐や殺菌はしっかり出来ている」から良しとする、という考えに陥ってしまうことがあります。
もちろん、エンバーミングにおいて防腐と殺菌は最優先されるべきことで、重要なものです。
しかし、私がエンバーマーという職業を目指したとき、何が出来るようになりたかったのか、どんなイメージをもっていたのかということを思い返すと、それは、どんな状態のご遺体でも、まるで生きているかのような姿に復元することが出来るというものでした。
エンバーマーは、エンバーマーになる前、多少なりとも誰しもそんなイメージはもっていたはずです。
ですが、現実を目の当たりにすると、実際問題として不可能なことが色々と見えてきてしまいます。
ただそれと同時に、新たな価値やエンバーミングの凄さも分かってきます。
気が付かなかったエンバーミングの良さをお客様に教えていただくこともあります。
確かに、エンバーミングには限界があります。極端に言えば、どんなにそれを望んでも、エンバーミングで人を生き返らせることは出来ません。
しかし、知識と技術によっては出来る可能性を秘めているものはまだまだあります。
そこに近づいていくために、今日も滝汗かいてがんばります!
あ、それとお知らせがあります。
8月20日~22日に東京ビックサイトで開催される「第5回エンディング産業展」に、今年もGSIのブースがでます。
20日は、弊社社長・橋爪謙一郎が、21日は、セミナージャックとして牛渡、その他認定グリーフサポートバディの2名と再び橋爪謙一郎がセミナーをやります。
今年はQ&A方式の新たな試みの企画となっておりますので、是非ご参加ください!
【セミナー申込方法】
セミナーのお申込みは、下記URLよりお願いいたします。
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