• 上園清美

お身体があるということ

最終更新: 2019年12月19日


こんにちは。ジーエスアイ エンバーマーの上園です。


先日、娘さんがお2人いらっしゃる故人様宅へ、メイク直しへ伺ったときのお話。


お二人の娘さんは、とても気さくで色んなことを話してくださり、

メイク直しをしている私の手も ついつい止まってしまうほどでした。

お話をうかがっていると、故人様にたくさん触れ、故人様とたくさんお話をされているようでした。


すると、とても不思議で面白い話が飛び出しました。


「頭を撫でていたら私の手が鼻にあたってしまって、眉間にシワを寄せてすんごい痛そうな顔をしたの!」

「極度の痛がりだったから、たぶん痛かったんだと思う」

「しばらく痛そうな顔をしていたけれど、テレビから好きな音楽が流れたら穏やかに笑った顔になった」

「生前は耳が良くなかったんだけど、絶対に聞こえてると思うの!」

「周りは気のせいだって言うんですけどねー」


と、お話をしてくださいました。


こーんな不思議で面白いお話をされてしまうと、私の手も止まってしまうというものです。


ご家族の時間を、こんなふうに過ごしたことを教えていただけるのは、

エンバーマーとしては嬉しい時間でもありますね。


このご家族のような不思議で面白いお話は、あまりうかがうことはありませんが、

エンバーミングを施した故人様とのお話を、これまでに色々とうかがっており……


「お通夜の日まで、いつものように隣に布団を敷いて寝たんだよ」

「いつもメイクはしない人だったんだけど最後ぐらいは!と思って、私の使ってた口紅を塗ってみたの」

「顔、すごく触っちゃったー」


メイク直しに伺うと、皆さんどうやってご家族の時間を過ごしたかを教えてくださり、

それを話しているご家族は、どなたも とても優しい表情で話していたのを覚えています。


でも、「そこにいてくれるだけで良かったのにねぇ。いなくなっちゃうんだねぇ」と、

ぽつりとおっしゃる方もいて、故人様のお身体があるということはご家族にとっては

安心できる環境で、もしかしたら、いつも通りの生活に近いものがあるのかもしれませんね。


しかし、そんな安心できる環境から、いつかお別れをすることも忘れてはいないはずです。

その日まで、どう過ごしたいか?を考えることって、なかなかないことかもしれないですが、ご家族で過ごす最後の時間を作ることの助けとなるのはエンバーミングの役割のひとつ、魅力のひとつであると私は思います。


それでは、またお会いしましょう。


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